広州恒大を率いるのはカンナバーロ監督
[Jクラブに立ちはだかる、積極的補強の中国勢]
アジアを東西に分けて行われるACLのグループステージ。開幕前に話題をさらったのは豊富な資金力を持つ中国勢だ。
名将リッピがテクニカルディレクターにまわり、元イタリア代表主将のカンナバーロが指揮する広州恒大は、外国籍選手を刷新し、オーストリアリーグ得点王のアランなど強力な攻撃陣をそろえた。ライバルの広州富力はスペインのヘタフェからミチェルと元ルーマニア代表のコントラ監督を引き抜き、山東魯能は現役セレソンのFWジエゴ・タルデリが加入。安定した戦力を誇る北京国安を含む4チームが各組を首位通過してもおかしくない。
Jリーグ勢は08年にG大阪が優勝して以降、過去6大会でファイナル進出すら果たせていないが、三冠王者として7大会ぶりのアジア制覇を狙うG大阪に加え、浦和、鹿島、タイのチョンブリをプレーオフで破って本大会の出場にこぎ着けた柏と精鋭ぞろいだ。しかし、4チームとも前年度のACLを経験しておらず、例年以上にアウェイの戦いやJリーグとの過密日程をどう乗り切るかがグループステージ突破のカギになる。
東地区全体を見ると、最も厳しいグループと見られるのがH組であることは明らかだ。4年ぶりのACL出場となる鹿島にとっては“受難”だが、若いチームが厳しい戦いを勝ち抜くことができれば、大きな成長が見込める。序盤戦を順調に滑り出せた場合、大一番は5試合目に控えるウェスタン・シドニーとのアウェイ戦になりそうだ。プレーオフを勝ち上がった柏はベスト4で広州恒大に敗れた13年から2年ぶりの出場。対戦相手にやや恵まれたが、いきなり韓国でのアウェイ戦が待っており、初戦で良いスタートを切れるかがカギになりそうだ。(対全州、0-0で引き分け)
同じく韓国で初戦を迎える浦和と、G大阪が対戦する相手はすべて“第二勢力”に位置する3チーム。グループステージ突破は目標ではなくノルマだ。(河治 良幸)
チケットの購入情報は、
各クラブオフィシャルウェブサイトへ
浦和レッズ http://www.urawa-reds.co.jp/
鹿島アントラーズ http://www.so-net.ne.jp/antlers/
ガンバ大阪 http://www.gamba-osaka.net/
柏レイソル http://www.reysol.co.jp/
Photo:UNIPHOTO PRESS
(BLOGOLA編集部)
2015/02/25 12:15