磐田の高卒2年目のGK牲川歩見が5日、タイ・バングラデシュ遠征に臨むU-21日本代表に選出された。
4日には、16年のリオ五輪のアジア一次予選を兼ね、来年3月に行われるU-23アジア選手権予選の組み合わせが決定。日本がマレーシア、ベトナム、マカオと同じ組に入ったことを踏まえ、「3月に予選があるし、チームとしても自分自身もさらに進化していきたい」と意気込みを語った。
昨夏に右ひざ前十字じん帯・外側半月板損傷という大けがを負い、今季はリハビリからスタート。5月上旬に復帰を果たし、9月のアジア大会(仁川)では正GKとしてプレー。準々決勝で韓国に敗れ、優勝はならなかったが、貴重な経験を積むことはできた。「大けがから復帰して、順調にステップアップできていると思う。自信もついてきた」(同選手)。
先月30日のプレーオフ準決勝・山形戦ではGK山岸範宏の決勝弾をスタンドで目の当たりにした。「衝撃的でした…。J1昇格を果たせなかった責任は自分にもあると思っている」。長いリハビリ生活、国際経験、そして、ショッキングな幕切れ。様々なことを経験したプロ2年目。そのすべてをアジアでの戦いにぶつける。
(磐田担当 南間健治)
2014/12/06 11:26