30日にプレーオフ準決勝・山形戦に臨む磐田。大一番を前に、新たなオプションを得た。
23日の最終節・札幌戦(1△1)で同点ゴールを決めたのはブラジル人助っ人・フェルジナンド。小林祐希のCKをヘディングで豪快に叩き込んだ。
本職はボランチだが、名波浩監督に高さを評価され、札幌戦ではパワープレー要員として前線でプレー。身長は180cmとそれほど大柄ではないが、得点場面以外にも空中戦でことごとく競り勝ち、相手の脅威となった。
高さの秘密は意外なところにあった。「幼い頃、ブラジル・トカンチン州のバレーボールが盛んな街に住んでいた。私も15歳から20歳まで趣味の一つとして砂場でバレーボールをやっていたんだ」(同選手)。スパイクを打つためのジャンプ力、タイミングの取り方をサッカーにも応用しているという。
山形戦に向けては「魂を込めてプレーする」と意気込む。名波監督に前線での起用を打診された際には、「チームのためならどのポジションでもやる」と即答。抜群の高さと、熱いハートと持ったブラジル人が磐田の“最終兵器”だ。
(磐田担当 南間健治)
2014/11/28 10:27