
13日に九州北部を襲った激しい雨。福岡が練習を行っている雁の巣球技場も激しい雷雨のために練習どころではなくなった。結局、この日の練習はミーティングを行い、各自室内トレーニングでの調整を行った。
室内トレーニングを早々に終えて引き上げようとする選手が多かったのだが、そこに立ちふさがった?のが、ここでも土砂降りの雨。なんと駐車場の一部が雨で30cmほど冠水してしまったのだ。帰るには、この場所を通らなければならず、古賀正紘選手や坂田大輔選手をはじめ、多くの選手が立ち往生してしまった。そんななか、4WDの車に乗っている選手が勝ち誇った顔でさっそうと帰っていく。
帰れずに困っていた選手を見た前田監督は「帰れないなら、練習をするぞ」と笑いながら声をかけると、そこにいた選手たちは「ええ~っ、それなら無理してでも帰ります(笑)」と返事。ここから果敢&恐る恐る帰る選手が続出しました。
ここ数年、福岡を取材して練習が雨で中止になったのは初めて。幸いなことに福岡の選手やスタッフは無事、帰路に付くことができました。しかし、今回の豪雨では多くの被害が出たことに心を痛め、被害が最小限に止まることを祈るばかりです。
(福岡担当 荒木英喜)
2012/07/13 21:27