MF平川忠亮が自らの経験を元に、後輩にアドバイスを送る。
浦和は次節、22日に行われる2位・G大阪との直接対決に勝利すれば8シーズンぶりのリーグ優勝を果たす。その2006年、優勝を決めた最終節の相手は同じG大阪だった。平川は「あのときは浮き足だったとまではいかないけど、緊張して、どうしようどうしよう、どうなるかわからない、という慌てた気持ちもあった」と当時を回想。そして、「いまはそういった経験もある」と当時から成長したことを主張しつつ、「そうやって緊張している選手がいるのであればコントロールしてあげたい。普段どおりにやることが一番大事だということを伝えていけたらと思う」と語った。
大卒のためにチーム最古参の座は鈴木啓太に譲るが、坪井慶介とともに最年長である平川。2週間後の結果がどうなるかはまだ誰にもわからないが、酸いも甘いも経験した彼の存在がチームの武器であることに疑いはない。
(浦和担当 菊地正典)
2014/11/12 18:11