リーグ戦も残り3試合、現在14位の水戸はJ1昇格の可能性も、J3降格の可能性もない。だが、チームの雰囲気が緩んでいるということはまったくない。むしろ、これまで以上に引き締まっていると言える。
先週には守備陣だけのミーティングを開催、練習後にはホワイトボードの周りに選手が集まって意見交換を行うなど、スモールミーティングの回数が増えている。「監督やコーチは大枠しか伝えられない。細かいところは選手たちで調整してもらわないといけない。やっとこういう雰囲気になってきた」と柱谷哲二監督はうれしそうな表情で口にした。
今週、けがから復帰した細川淳矢は「選手同士で『残り3試合、しっかり戦おう』という話をしている。雰囲気はけがする前よりかなり良くなっている」と語る。次はJ1昇格プレーオフ圏内争い真っただ中の大分とアウェイで対戦。細川は「反骨心をむき出しに悪役になるぐらいの気持ちで戦う」と意気込む。
「僕らには1つでも上の順位に行かないとといけないというモチベーションがある」と山村佑樹は力を込める。強いメンタルを胸に今節アウェイ大分に乗り込む。
(BLOGOLA編集部)
2014/11/07 20:27