G大阪とドイツで計6年のキャリアを持ちながら、意外にもプロ生活で初めて決勝のピッチに立つことになる宇佐美貴史。
バイエルン・ミュンヘンでは出番に恵まれなかったものの、11~12シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)では、日本人として初めて決勝のベンチ入りを果たした(対チェルシー1-1PK3●4)22歳だけに、決勝を巡る自身のエピソードはやはり規格外だ。
「シュヴァインシュタイガーがかっこ良かった。普段はあまり言わない人だけど、決勝の試合前の円陣で1分ぐらい皆と肩を組みながら、身振り手振りで皆の感情を高めていた。その姿は結構、目に焼き付いている」
「ベンチに座っていたけど出る気配もなかった」(宇佐美)チャンピオンズリーグ決勝とは異なり、8日の広島とのナビスコカップ決勝では、エースとしてチームを牽引する立場に身を置くことになる。
「ワクワクする気持ちの方が強い。不安は全くない」。記念すべきプロ初の大舞台で、和製エースは何を見せてくれるのだろうか。
(G大阪担当 下薗昌記)
2014/11/07 19:46