27日午後、記者会見を開いて今季限りで引退することを決めた理由や今後について話した藤本主税。「走れない、身体が重い、動かない」ために「監督に求められることをピッチで表現できないなら選手としては終わりだなと思った」と述べたが、一方では残り4試合で出場のチャンスをつかむべく、今まで通りにトレーニングに取り組んでいる。
「今の僕の課題は守備なんで、そこを全力でできるようにして、1分でも1秒でも長くピッチに立ちたい」と話しており、29日の午前練習のあとには北嶋秀朗コーチとグラウンドに残って話し込む場面もあった。
現役を退くことを決め、残された時間が少なくなっていくなかでも、向上心は衰えていない。
(熊本担当 井芹貴志)
2014/10/29 16:32