田口泰士が15日、代表での活動を終えチームに合流した。
代表初選出。合宿も含め「全部が初めてのこと。良い経験でした」と話す。10日のジャマイカ戦で代表デビューを果たすと、14日のブラジル戦ではフル出場。後者は苦しい展開を強いられ、個の力と中盤の支配力、警戒していたカウンターの精度にブラジルとの差を感じたという。アンカーという慣れないポジションでの出場でもあったが、「相手は上だったけど、その中でも『楽しんでやろう』というところは持っていた。良い経験だったと思う」と振り返った。
観戦していた西野朗監督も、アンカーでのプレーについては労りつつ、なによりその経験が財産になると強調。「あのゲーム(ブラジル戦)にフルタイム出たことがすべて。それ自体がプラスになるものだし、自分で新しい発見をしたかもしれない。持ち味を出すというよりは、良いチャレンジができたんじゃないか。それで十分ではないけれども、やり切れたこと自体が大きい財産になる」。
今節・広島戦はブラジル戦から中3日。移動も含めて疲労が残る状況でもあるが、田口は出場意欲を見せる。指揮官も「体調に関してはデリケートに見てあげないといけない」とした上で、リーグ戦での起用を示唆した。
(名古屋担当 村本裕太)
2014/10/16 15:02