遠藤純輝がゴールに飢えている。
第20節・札幌戦(2●3)でプロ初ゴールを奪うと、ここまでリーグ3得点。前節は3位の磐田相手にも臆さず仕掛け続け(1●3)、際どいシュートを何本も放っていった。
しかしながら本人は「まだまだです」と謙虚。「それでもゴールは生まれなかった。点を決めないとスタメンにも定着できない」と反省の言葉を並べる。
チームスポーツであるサッカーにおいて、相手ディフェンダーに脅威を与えることができる“仕掛け”は、状況判断や勇気が求められる難しさもある。それでも背番号30は「自分に求められているのはそこ(仕掛けの姿勢)。じゃなければ自分は試合に使われない」と過大評価することはない。それを自分の最低限と理解するからこそ、最後のゴールにこだわる。
先発濃厚の今節・水戸戦。仕掛け続け、「プレーの質、シュートコントロールの精度、スタミナ」というゴールを奪うための課題を消化し、次こそ形にする。
(岐阜担当 村本裕太)
2014/10/16 11:24