オフ明けの14日、15日と攻撃の形を意識したトレーニングに取り組んでいる甲府。15日の紅白戦では主力組が「イメージしているシーンがすごくいっぱい出た」(城福浩監督)という好パフォーマンスを見せた。堅守のチームカラーを反映して、フルコートの紅白戦はスコアレスで終わることの多い甲府だが、今日は40分間ほどの短時間に5つのゴールが決まった。
しかし主力組の5得点は、控え組の守備に不足があったことと裏腹でもある。ゲームが終わって集合を掛けると、城福監督は控え組を激しい言葉を吐いていた。
「11人だけで試合ができるわけじゃない。あと7試合、どんなことが起こりうるか分からない。その中で高いレベルを持って、高いモチベーションでやり合うというチーム力が最後に問われる。怒ったというよりは、一緒のチームで、全員でやっていきたいという意思表示」。指揮官はそう“叱咤”の理由を説明していた。
(甲府担当 大島和人)
2014/10/15 16:59