9日、鹿島は流通経済大と練習試合を行った。試合形式は、トニーニョ・セレーゾ監督が主審を務める”ストップゲーム”形式。監督が気になった場面では繰り返し同じ箇所からリスタートさせるなど、通常の試合よりはトレーニングの意味合いが色濃い試合形式で、セレーゾ体制になってからはお馴染みのやり方だ。
注目されたのがFWの起用。前節まででダヴィの出場停止が解け、次の柏戦からは試合出場が可能となった。ここ2試合は赤﨑秀平が先発し、前節のG大阪戦では鋭い飛び出しから先制ゴールを挙げるなど、まずまずの働きをみせている。
ダヴィ先発復帰か、もしくは赤﨑の起用継続か注目されたが、この練習試合では後者がセレクトされた。ダヴィは控えメンバーが中心だった前半に出場、赤﨑は主力組に入ってプレーした。ただ、ゴールで気を吐いたのはダヴィ。サイズの優位を生かして前半の3得点に絡んだ。
残り7試合となり、もう負けられない試合が続く。最もゴールに近いワントップの決定力が試合を分けることもあるだろう。二人のポジション争いは試合直線まで続くはずだ。
(鹿島担当 田中滋)
2014/10/09 19:20