大榎克己監督は、非公開練習後の会見で「ここで勢いをダウンさせてはいけない。あと3試合だけなので、天皇杯は勝ちに行く」とキッパリと答えた。リーグではいまだ降格圏を抜け切れていないが、第27節・C大阪戦の勝利(3○0)の勢いを天皇杯、そしてその先のリーグにつなげたいという考えのようだ。
その天皇杯準々決勝・名古屋戦、リーグ戦で右サイドに入った河井陽介は、永井謙佑とのマッチアップが想定される。河井は「乗っているときは止めるのが難しいので、頭を使って守らなければいけない。抜け出されたら何もできないままやられる可能性があるので、ポジショニングが重要になると思う」と、直近のリーグ5試合で4得点を挙げているエースを警戒している。永井のスピードと河井の頭脳の対決は見ものになりそうだ。
(清水担当 田中芳樹)
2014/10/09 18:57