前節・横浜戦(2○0)が右ひざ痛からの復帰初戦となった岩沼俊介だったが、まったく違和感を感じさせないプレーを披露。「前半は良いクロスも何本か上げることができたが、後半は押し込まれて、回数も減った。3点目、4点目につながるクロスを上げないといけなかった」と課題を口にしながらも、「久しぶりの試合だったが、ゲーム勘も問題なかった」と“完全復活”を印象付けた。
自身、札幌で2度の昇格経験を持っており、「いまの状況も個人的に気負っていない」と飄々と語る。特に11年は最後の最後まで白熱した昇格争いを繰り広げており、その行方は最終節までもつれ込んだ。4位・徳島が3位・札幌に同勝ち点で並んでおり、「札幌ドームで(首位の)FC東京に勝たないといけなかった」という重圧の中、39243名の大観衆を前に2-1で勝利を飾って昇格を決めた貴重な経験を持つ。いまこそ、その経験をチームへと還元する構えだ。
(松本担当 多岐太宿)
2014/10/08 16:22