4日にアウェイ・大分戦に臨む3位の磐田。その大分でプロデビューを果たしたのはGK八田直樹だ。08年7月のアウェイ・大分戦(1●2)の終盤に負傷したGK川口能活(現・岐阜)に代わり、途中出場。プロサッカー選手として初めて公式戦のピッチに立った。
節目のゲームとなったが、苦い記憶のほうが大きい。「正直、負けた悔しさしか残っていない。あらためてプロは勝たなければ評価されないと感じた」と当時を振り返る。
08年は名波浩監督も鈴木秀人コーチも選手として磐田に在籍。「あのころは名波さんもヒデトさん(鈴木コーチ)も選手としてプレーしていた。そういった方が指導者になった中、自分がピッチに立てていることは嬉しい」と心境を語る。
プロデビューから6年。ナンバー『1』を背負い、正GKとして同じピッチに立つ。「どれだけ良いサッカーをしても勝たなければ意味がない」。昨季J2降格を経験し、勝利への執念はさらに強くなった。2位・松本との差を縮めるためにも、大分の地で結果を残す。
(磐田担当 南間健治)
2014/10/03 18:18