前節・水戸戦(1△1)で、第7節・東京V戦以来、5か月半ぶりに試合に出場した竹田忠嗣は、ブランクを感じさせないさすがのプレーを見せた。
千明聖典は「やっぱり落ち着きますよね。全体的に安定した」と背番号6の復帰を安堵した表情で語り、17試合連続で固定してきた3バックを変更する決断を下した影山監督も「最後の最後に自分がチームに必要な人間だと証明したいという気持ちがあっただろうからね」としたり顔。シーズン終盤戦にチーム最古参の竹田が戻ってきたことは様々な面で好影響を及ぼしそうだ。
もっとも、竹田は気を緩めてはいない。「次も次もいいプレーができてこそ、試合に出ていなかった時にいい準備ができていたってことになる」と話し、後藤圭太を出場停止で欠く今節・長崎戦のディフェンスラインをまとめることに集中している。
「長崎戦は絶対にギリギリの試合になる。運も必要になると思うけど、そういうモノを引き寄せる雰囲気を作っていかないといけない。球際で負けないことと、こぼれ球を拾うことを試合の入りからできるように準備したい」と語った。
(岡山担当 寺田弘幸)
2014/10/01 18:00