12月6日、仙台はサッコーニ選手、内山俊彦選手、パク・チュソン(朴柱成)選手との契約満了とともに来季の契約を結ばないことを発表しました。サッコーニ選手は、出場機会をつかめなかった夏場に、ブラジルのクラブからオファーがありながらも、仙台にとどまって仲間とトレーニングに励んでいました。彼は先日に報道陣に深々と頭を下げて「ありがとうございました」と日本語でごあいさつしてクラブハウスを去りました。パク選手は6日の練習前、内山選手は練習後に手倉森誠監督からアドバイスを受けています。3人ともお疲れさまでした。新天地での活躍を願っています。
中でもパク選手は2008年末に練習生から仙台加入を勝ち取り、翌2009年のJ2優勝や2010年のJ1残留、2011年の4位、2012年の2位とチームの成長に貢献してきました。パワフルな攻撃参加と鋭いクロスがプレー面では特徴的だった一方で、キャンプのオフ期間に太ってしまい監督から減量指令が出るなど話題に事欠かない選手でした。サポーターに愛された4シーズンを振り返りつつ、パク選手からサポーターへのメッセージを預かってきました。
「この4年間はサポーターにいつも応援してもらい、国分町(注:仙台にある東北地方最大の歓楽街)にいるときも声を掛けてもらいました。もしかしたら変わった外国人助っ人と思われていたかもしれません。あるいは同じアジアの選手として、日本の方にも身近に思っていただけたのかもしれません。だからこの街で深い付き合いができたように思います。応援ありがとうございました」
(仙台担当 板垣晴朗)
2012/12/07 01:05