お疲れさまです
先日、左ひざ半月板損傷により全治2~3カ月と発表された佐藤勇人選手。現在は退院しており、この日はクラブハウスで酸素カプセルに入るなど治療を行いました。シーズン中から膝を痛めており、痛み止めの注射を打ちながらだましだましの状態でした。しかも、注射を打ち過ぎるのも良くないということで終盤はそれすらもせずに痛みに耐えながら出場を続けていました。当初は本人の希望で手術を回避する予定でしたがプレーオフの決勝後、1週間のオフ明けの練習でも痛みが引かず医師との話し合いにより、手術を行うことに決めたそうです。
本人によれば「思ったよりも良い」と話したように経過は順調なようで松葉づえなどの使用もなく歩いています。そんな佐藤勇選手に、先日のJリーグアウォーズで2012年の最優秀選手に選ばれた、双子の弟の佐藤寿人選手が檀上で行ったスピーチについて伺ってみました
「ちょうど、あのときは入院していて、テレビもつけていなかったので、映像では見ていないんですよ。でも、両親にどういうスピーチだったかは聞きました。お互い、常に刺激し合いながら連絡も取って、お互いのことやチームのこととかも話していました。広島が優勝して良かったし、寿人の努力を知らない人もいたと思うので。俺はアイツがずっと努力してきたのも知ってるし、苦悩してきたことも知っているので、あれだけ周囲から寿人が評価されたことは、すごくうれしく思っています。ただ、アイツも分かっていると思うけど、これで終わりじゃないし、まだクラブW杯があるので、もう1つ大きな仕事を成し遂げてほしいと思います」
と、この日から世界の舞台に臨む寿人選手にエールを送っていました。また、自身の復帰時期については
「始動日は無理だろうけどキャンプ中には顔を出せるようにしたい。キャンプっていうのはチームを作る上で大事な時期なので」
と希望を述べていました。「若いから大丈夫ですよ」と声を掛けると
「いやいや、もう30歳だから」
と苦笑いしながらも
「でも、意外と(経過が)良いんだよね」
とまんざらでもない様子でした。1日も早い復帰をお祈りしております。
それでは。
(千葉担当 杉山文宣)
2012/12/07 01:00