7月にリーグが再開してから一時期パフォーマンスを落としていた塩谷司だが、徐々に本来のパフォーマンスを取り戻してきている。
4日のナビスコカップ・浦和戦では、持ち味の攻撃参加に何度もチャレンジする背番号33がチームを推進した。「浦和みたいにプレスに来る相手だと、一枚はがせば絶対にチャンスになると思っていた。それができてゴール前に侵入できる回数は増えたけど、最後の精度はまだまだ」。塩谷は課題を語りつつも、確かな手応えをつかんでいる様子だった。
7日に行われる第2戦も、「チャンスがあればどんどんゴール前に顔を出していきたい」と意気込み、強きに試合へ臨む構えだ。「点を取らないと勝ち上がれないけど、逆に点を取れればすごいチャンス。1点を早目に取って、そこから守りに入らず2点目3点目を狙っていくようなアグレッシブな試合をしたい」。
塩谷の話すとおり、アウェイゴールを奪えば広島は大きなアドバンテージを得ることができる。敵地での厳しい戦いとなるが、塩谷は勇敢にチームを推進してくれるはずだ。
(広島担当 寺田弘幸)
2014/09/05 16:27