9日に控えるJ1第19節・G大阪戦は、大黒柱・菊地光将不在で臨む2試合目となる。宇佐美貴史とパトリックを軸に好調なG大阪攻撃陣に対して、大宮はリーグ再開後の4試合で10失点。入念な対策なくして勝利はつかめない。大熊清監督は「全体のコンパクトさ」をポイントに挙げた。
そのコンパクトさを裏抜けで破壊するのがパトリックだが、対応にあたることが増えそうな今井智基は「それでズルズルラインを下げたら相手の思うつぼなので、ラインはしっかり高く保つ。ボールが出てから対応すればそんなに慌てることはない」と強気の姿勢で抑え込むつもりだ。
一方、コンパクトな陣形でも間を使って侵入してくるのが宇佐美の特長だ。ボランチの和田拓也は「ボランチの背中に入れられるのが良くないので、そこを切る。前で回させるぶんには、(DFとMFの)2ラインあればそこまで怖くはない。2ラインの距離感が大事」と対策を練る。
強力2トップを封殺し、ホーム2勝目を手にしたい。
(大宮担当 片村光博)
2014/08/07 18:41