“あっさり塩ラーメン系”の顔立ちの鈴木智幸と、“こってりとんこつラーメン系”の濃厚な顔の菅和範は、85年生まれの同級生。2人の初対面は、Jリーグの新人研修だったそうだ。「菅ちゃん、坊主だったよね」と鈴木智が当時を懐かしめば、菅も「『おはようございます』って挨拶の練習をしたよね」と思い出を引っ張り出した。
高知大から岐阜に加入した菅はチームジャージが支給されておらず、「自前の青いジャージを着て行った」という。北京五輪の代表選手たちもいたことから服装も含めやや気後れしたところもあった、と菅本人は語るが、実際には「当時からリーダーシップというか、目立ちたがり屋だった(笑)」(鈴木智)そうだ。
そんな菅も、いまやチームでは中堅。若手を引っ張る立場にある。自分の役割を理解しており、ルーキーの面倒などを積極的に見ている。苦境にあるからこそ赤井秀行を含めた「菅世代」に、ピッチでも盛り上げ役を担ってもらいたい。
(栃木担当 大塚秀毅)
2014/07/28 20:05