20日のJ2第22節・大分戦からは小野伸二が加わり戦力の大幅アップが見込まれるが、対する大分も大宮からモンテネグロ人FWラドンチッチを獲得しており攻撃力は高まっている。
財前恵一監督も「力があるしイヤな選手」と警戒した上で、大宮在籍時などのプレー映像を別個作成し、選手に見せたという。ただし、身長193cmの長身ストライカーに対しても、札幌の若きCBコンビは臆する様子は一切ない。
「空中戦で勝てないまでも、しっかりと体を当てたり、その次のプレーを封じれば大丈夫」と櫛引一紀が言えば、「能力の高い選手なので警戒はしているが、これまでもハイレベルなFWとは何人も対戦してきた。気持ちで負けないようにしたい」と奈良竜樹も続ける。
前半戦は21試合21失点と1試合平均1失点。数字的には決して悪くないものではあるが、「まだまだ失点は減らせる」と櫛引はさらに語気を強める。小野の加入で札幌の攻撃陣に注目が集まっているが、守備陣の奮闘からも目が離せない。
(札幌担当 斉藤宏則)
2014/07/18 22:03