13日に札幌からの期限付き移籍が発表された古田寛幸だが、讃岐には15日から合流。17日の練習が合流3日目となった。雪国育ちの古田にとっては、「(四国は)暑いのが一番の壁」と話しながらも、「そんなことも楽しみながらやっていきたい」とポジティブに新しい環境に溶け込もうとしている。
古田は今季、札幌では5試合の出場にとどまり無得点。やや悔しいシーズンを過ごしていたが、讃岐からのオファーに「讃岐の厳しい状況や環境は分かっていたけど、あえてそこに飛び込んでいくことで自分も成長できると思った」と一旦故郷を離れることを決意。そして、「監督やコーチもすごく熱いし、チームとしてやることもハッキリしている。(チームに合流後)初日で自分の判断が間違いないと分かった」と確信した。
サックスブルーのユニフォームに袖を通すからにはチームのために全力を注ぐ。古田は「このチームをJ2に残すことが目標」と語り、そのために「自分の力でゴールや決定的な仕事など、目に見える結果を」とこだわる。
今季ここまでチーム得点はリーグ20位の『14』と伸び悩むが、その得点力アップに向けて古田へ懸かる期待は小さくなく、北野誠監督は「古田はドリブルでしかけられるし、スピードもある。独特のタイミングもあって、ウチのチームにないタイプ」と後半戦での攻撃陣のカンフル剤として期待している。札幌ユースきっての逸材と謳われた23歳は、新天地でチームの救世主となれるか。
(讃岐担当 松本隆志)
2014/07/18 21:10