19日のJ1第15節・柏戦で、仙台は“再開幕”を迎える。第14節まででチーム総得点がリーグワースト2位タイの11点という仙台にとって、浮上のカギは攻撃面にある。そのためにこの中断期間は、攻撃のバリエーション増加と攻撃力向上に取り組んできた。
期待が懸かる一人が、第6節の負傷からこの中断期間(6月中旬)で全体練習に復帰した柳沢敦だ。
天皇杯2回戦では先発出場。リャン・ヨンギの深い位置からのスルーパスに反応し抜け出すと、先制点を決めた。ただ柳沢は「チームとしてああいう場面をもっと作れるように、もっと“しかけどころ”での攻撃のイメージを共有したい」と反省。
「攻撃のバリエーションは、ボールを“握れる”ときだけでなく、ダイレクトプレーに切り替えるときも含めて、状況に合った攻撃の仕掛け方をグループで共有することで実現できます。厚みある攻撃を、状況に応じてもっと使い分けられるように努力を続けたい」と、気を引き締めた。
(仙台担当 板垣晴朗)
2014/07/17 20:16