今季はブンデスリーガ2部に所属するVfRアーレンで、出場機会に恵まれていなかった。「ちゃんと(試合に)出たのは1月のキャンプ以来(ない)」(阿部)とのことで、城福浩監督も「1年ゲームから離れている選手なので、すぐやれるとは思ってない」と早い時期の起用には慎重。加えて国際移籍証明書が未着で、登録自体に若干の遅れが生じる可能性もある。
とはいえ彼は東京Vでプレーした2011年に16得点、12年に18得点を決めた実力者。今日のミニゲーム(11vs11)では控え組のFW、サイドMFとしてプレーし、挨拶代わりのゴールも決めていた。
いきなり浮上している難題は彼の呼称だ。今まで「アベかタクマのどちらかで呼ばれてきた」(阿部)と言う彼だが、甲府にはアベちゃん(阿部翔平)とタクマ(津田琢磨)が既にいる。無難なところとして“アベタク”が候補に浮上しているが、まだ決定には至っていない。髪型に因んで“カリアゲ”という案もあるようだが、阿部本人は「カリアゲは他にもいる…」と微妙な反応を見せていた。
(甲府担当 大島和人)
2014/07/16 20:16