[大分]守護神・武田洋平の安定感を支える“秘密の呪文”は「知らんがな」

　今季開幕戦から大分のゴールマウスを守る武田洋平。1対1の局面でも取り乱すことなく好セーブを連発し、大分の特長であるハイラインの背後をケアする。

　インタビューで好きな食べ物を訊かれ「うどん」と答えようとしたが、その回答が室拓哉とカブることが発覚すると「えっ、ちょっと待って。なんかほかのないかな…」と再考。武田があまりに悩んでいる様子なのでウケを狙っているのかと思い、「過去のユニークな回答では『シソ』と答えた人がいます」と教えると、「えっ、誰？」と食い付き、さらに3分近く考えあぐねた末に「…蕎麦」と、突っ込みたいほど無難なところへ着地した。

　06年に清水でプロ入り後、新潟やG大阪などさまざまなクラブで浮き沈みを経験したが、どこでどんな状況に置かれても、ゴールを背に考えていることは常に「知らんがな」だと言う。自身の仕事に集中し抜群の安定感を支える、秘密の呪文だ。

（大分担当ひぐらしひなつ）

2014/07/01 19:44