4月20日から5月19日まで熊本に期限付き移籍し、J2の4試合で経験を積んだシュミット・ダニエル。自信を深めて仙台に復帰すると、中断期間前最後の試合となるナビスコカップ・神戸戦(1●2)でフル出場を果たした。「あの経験を積んだぶん、もっと試合に出たいという思いが強くなった」という。「開幕前のキャンプではGKの中でも3番手以下の位置だったが、中断明けにはもっと試合に食い込めるようにレベルアップしたい」と、6月18日からの延岡キャンプでの成長を誓った。
キャンプでは体力強化もチームの目標の一つで、すでにキャンプ前の練習でもフィールドプレーヤーとGKが一緒に、ボールを使ったフィジカルトレーニングを続けている。「自分はこのチームでは体力がまだまだないほうなので、走り込みや速いパス回しが厳しくても、人一倍今後に生かすことが必要。夏場の厳しさの中でも良いプレーを発揮できるGKになりたい」とシュミットは前を向く。
(仙台担当 板垣晴朗)
2014/06/16 19:23