「反町(康治)監督は対戦相手のことを本当に細かく分析してくる。相手の戦術だけではなく、レフェリーが出したカードの数とか、もしかしたらウチの選手の誕生日、その奥さんの誕生日まで調べあげてくるんじゃないかな(笑)」。
ジョークまじりではあるが、今節で対戦する松本の指揮官の分析力を大いに警戒したのは柱谷幸一監督。北九州の武器であるカウンター対策はもちろん、松本の武器であるセットプレー(※総得点の半分がセットプレーから)の際に北九州がどんな選手配置を施すのか、そういった細かい部分まで調べて攻守に役立ててくると踏んでいる。
「十分に研究してくる相手に勝つために必要なこと? それは相手が知らない新しい何かをやることでしょう? 松本戦では今までにやっていないことをやりたいと思っている」。柱谷監督はニヤリと笑うだけで、『今までにやっていないこと』が何なのかは当然、教えてくれない。一体、何をするつもりなのか。週末のアウェイゲームに注目だ。
(北九州担当 島田徹)
2014/06/10 20:09