どんなに激しく競り合っても、ジェルで塗り固められた髪が乱れることはない。前節の北九州戦(1○0)で[4-1-4-1]のアンカーを務めた岡根直哉は、髪型同様にプレーでも抜群の安定感を示し、中盤を引き締めた。
ナウい髪型の岡根が「1年で一番楽しみ」と話すのが、今節の山形戦だ。12年に出場機会を求めて清水から期限付き移籍するもけがに悩まされ、リーグ戦出場は8試合にとどまった。それだけに、「自分が試合に出て、山形のサポーターに良いプレーを見せたい」。
在籍当時は中島裕希(このラインは濃い!)、萬代宏樹、山崎雅人などの攻撃陣と仲が良かったらしく、「J2トップクラスの力がある選手」とリスペクトしながら、「一緒にやっていたのでプレースタイルは分かっている。しっかり抑えたい」と不敵に微笑み、“栃木の高性能クリーナー”としてピンチの芽をつみ取るつもりでいる。
「相性は悪くない。良いイメージがある」NDソフトスタジアムで、大暴れしたいところだ。
(栃木担当 大塚秀毅)
2014/06/05 17:14