愛媛は今節、讃岐との四国勢同士の対決を迎える。
讃岐は隣県のクラブということもあり、これまでに何度となく練習試合で対戦しているが、意外にも公式戦での対戦は今節が初めて。ゆえに遺恨なき四国対決となるのだが、愛媛には讃岐に対して大きな借りがある選手が一人いる。林堂眞だ。
林堂は昨季途中から鳥取でプレー。チームはリーグ最下位でJ2・JFL入れ替え戦に回り、当時JFLの讃岐に敗れて大きな屈辱を味わった。だからこそ林堂は「どんな形でも勝ちたい。鳥取で降格させられた借りを返したい」と、今節に向けての強い思いを隠そうとはしない。
「自分もあのときとは違って試合をこなし、この愛媛でも経験を積んでいる」と、成長した姿を見せ、シャットアウトに燃える。
また、「鳥取でのチームメートやサポーターの人にも『絶対に勝ってくれ』と言われている」と、鳥取からのたくさんの思いを背負い、“鳥取のため”にも勝利することを誓った。
(愛媛担当 松本隆志)
2014/05/17 02:08