森勇人と小屋松知哉がチームに合流している。二人とも13日に退院し、14日に合流。チームメートや記者陣の前に、元気そうな姿を見せた。
森は4月4日の非公開練習中に右ひざ前十字じん帯断裂の重傷。それから姿を見ることはなく、手術後は病院でリハビリの毎日だった。それでも「もちろん、いろいろ考えたけど、一番ダメな時期は乗り越えた」と話すいまの表情はとても柔らかい。痛みについても「歩くぶんには大丈夫」と、いつものスマイルを振りまいていた。
一方の小屋松も、その2日後の第6節・広島戦(2●5)で左ひざ前十字じん帯断裂の重傷。しかし、精神面で落ち込むことは「思ったよりはなかった」。手術も初めてのことだったが、「(森)勇人もいたので、楽しくリハビリできた」という。久しぶりにクラブハウスに顔を出し、「心配してくれたのでうれしかった」とチームメートとの再会に笑顔を見せていた。
二人ともサッカーができない日々はつらいはずだが、「焦っても仕方がない。復帰のことだけを考えて、やれることをやっていきたい」(小屋松)。誰もが、その瞬間を待っている。
(名古屋担当 村本裕太)
2014/05/16 23:43