前節は右ウイングバックのポジションを務め、同点ゴールを挙げるだけでなく、連戦の渦中とは思えない圧倒的な運動量で上下動を繰り返した城後寿。チームトップの4得点を挙げながら、自身が得点した試合では勝利なしと、巡り合わせが悪くなってしまっている。
しかし、今節、ホームで迎える富山戦では対戦を楽しみにしている選手がいる。昨季、ともに福岡でプレーした水谷雄一だ。05年、06年にもチームメートだった水谷について、城後は「ミズさんは今まで一緒にやったGKの中で一番うまいGKだと思っている。アクションがほかのGKと違うというか、決めさせないというオーラがすごい」とその存在感に触れた。
シーズン当初は富山の正GKを務めていた水谷だったが、直近の3試合では先発を外れており、対戦が実現するかどうかは微妙なところだ。福岡もここ3試合勝利がなく、ホームでも第5節・横浜FC戦以来(1○0)、3試合勝利がない。チームの看板である城後が、尊敬するGKからのゴール、そして、自身が得点した試合での勝利を目指す。
(福岡担当 杉山文宣)
2014/05/09 22:54