北野誠監督にとって、今節の対戦相手の京都は特別なクラブだ。現役時代にJFL時代の京都でプレーをしていただけでなく、「指導者としてスタートしたクラブ」(北野監督)とその思いは浅くない。
実は北野監督が京都でジュニアユースの監督をしていた時期、当時まだ小学生(サンガジュニア)だった駒井善成とも出会っていた。直接指導をする機会はなかったものの「あのときからテクニシャンだった」とその優れた才能は感じていたという。
しかし、「体が小さかったからプロは難しい」と思っていたらしく、「ユースでやっているのを知ったときには『まだやれているんだ』と思ったけど、そこからトップに上がれたときは良かったなと思った」という。それ以後の駒井の京都での活躍は語るまでもないところだ。
また、駒井の1歳年上で、今季より讃岐でプレーする武田有祐も同じく小学生時代に京都で世話をしていたらしいが、武田の当時の印象については「全然記憶にない(苦笑)」と複雑な笑みを浮かべた。
(讃岐担当 松本隆志)
2014/05/02 14:16