今節・横浜FM戦、FC東京のDF二人はかつての戦友との再会を迎える。
CBの吉本一謙はU-16、U-17代表時代にともに戦ったFW伊藤翔との再会を果たす。「翔君、久しぶりですね。十代のころはアジアの大会とか一緒に出場していましたから」。当時は吉本はFC東京U-18所属、伊藤は愛知の中京大中京高所属と、ユースと高校で舞台は分かれており、公式戦でも対戦したことはなかったという。それでも強烈な印象は残っている。「昔からスピードもあって、ヘディングも強く、何でもできる選手という印象だった。まだ“和製アンリ”と呼ばれたりしているんですかね?(笑)。とにかく対戦では負けないように頑張ります」と、再会を楽しみにしていた。
もう一人、再会を迎えるのは右SBの徳永悠平。対面する横浜FMの左サイドMFには、いま絶好調の齋藤学がいる。この二人は2012年のロンドン五輪代表として、日の丸を付けてともに戦った間柄である。「アイツ、最近調子いいですよね」。開口一番そう話した徳永。「ACLでもすごいゴールをいくつも決めている。もちろん自分とマッチアップする機会も増えるけど、1対1だけでなく周りと連係して抑えられるようにしたい」。徳永はロンドン五輪代表にオーバーエイジ枠で選出されていただけに、こちらは戦友というよりは先輩後輩の関係になるが、いずれにしてもこの試合のカギを握る戦いが繰り広げられることは必至だ。
現在守備陣が好パフォーマンスを見せ、公式戦2戦連続完封中のFC東京。徳永と吉本のDF二人は横浜のピッチで馴染の相手を封じて、さらなる好調の波に乗る。
(FC東京担当 西川結城)
2014/04/24 22:54