監督交代翌日となった10日に、仙台は戦術練習を中心としたメニューでJ1第7節・横浜FM戦に備えた。
慌ただしい日程の中で渡邉晋新監督は「選手たちのメンタルをまずは整えたい。昨季まで相手に脅威を与えていたかたちを思い出してもらいたい」ということで、相手ゴール前での連動した攻撃練習、高い位置でのボール奪取からカウンターに切り替える練習など、昨季に実践していたメニューを復活させた。
「しんどいところもあったけれど、基本的な部分をみんなで思い出せた」と話すのは渡辺広大。まずは好調だった時のショートカウンターのイメージを選手同士でもそろえようとしている。
ただし「もちろん昨季、13位に終わった以上、原点回帰だけでは止まってしまう。上積みの必要性はみんな理解していますが、いまはしんどくても、90分間、好調時のように走り回れる形を取り戻したい」と気を引き締めている。
(仙台担当 板垣晴朗)
2014/04/10 22:10