「ウザい」。言葉は辛らつながら、原口元気は実にうれしそうな顔をしていた。何がウザかったのか。それは3月29日の第5節・神戸戦で初めて対戦した神戸・高橋峻希のことだ。
高橋に抑えられた影響もあって思うような活躍ができなかった原口は、「間合いを詰めてスピードに乗らせないようにしてきた。普通はある程度、詰められても行けるけど、対人に強いから」と盟友を称賛。また、高橋は試合後、「清水戦を見て、スピードに乗らせると危険だと思った」と話していたが、対して原口は「意識された」と笑った。「試合には負けたけど、峻希も成長していたからうれしかった」と笑顔を見せた原口。しかし、「次に戦うときはしっかりお返ししたい」とリベンジ宣言も忘れなかった。
いつかまた、同じチームでプレーすることを望んでいる二人。それまでしばらく、“原口vs高橋”は名勝負を繰り広げることになりそうだ。
(浦和担当 菊地正典)
2014/03/31 19:42