大島秀夫は3月7日で34歳を迎える。新加入の下村東美も同い年だが、早生まれであることを考えれば大島がチーム最年長と言える。
その大島に開幕前の心境について尋ねた。きっとベテランだからワクワクする余裕があるのだろう、と。だが、返って来た答えはこうだった。
「ワクワクではなく、メラメラですね」
[4-4-2]のシステムを基本とするチームにあって、大島がプレーするFWの椅子は二つ。先の仁川ユナイテッド(韓国)とのプレシーズンマッチ(16日)やその後の練習でも、2トップのファーストチョイスは池元友樹と原一樹。それを素直に受け止めて大島は言うのだ。
「いまの状況を見れば、僕はレギュラーとは言い難い状況。ただ、それで納得しているわけじゃない。やはり狙うのはレギュラーの座。だから今、僕はメラメラとしているんです」
そして続けた言葉には、ベテランらしい余裕が。
「ただ動きがノッソリしているから、それをなかなか感じ取ってもらえないんですけど(笑)」
(北九州担当 島田徹)
2014/02/28 07:32