居残りトレーニングの内容は、抱える課題によって人それぞれ。
だが取り組む本人たちが楽しそうで、なおかつとびきり熱のこもったトレーニングとなっているのが、原一樹と池元友樹のFWコンビが行う、シュート練習だ。
彼らは大谷幸輝、鈴木彩貴、松本拓也という3人のGKを相手にほぼ毎日、何本も何本も打ち込んでいる。
原に、その内容について聞いてみた。
「特に本数は決めていません。納得が行くまで、というところですかね。シーズン始めの頃は池ちゃん(池元)と『(筋肉疲労が)ヤバイね』って言い合っていたのですが、いまは少々のことでは何とも」と言い
、その後、第8節・岡山戦の池元の3点目を振り返りながら続けた。
「あのシザースフェイントからのゴールは練習でよく見せていた形。まさに『練習の賜物』と言えるゴールなので、僕自身の励みにもなります」
練習は裏切らないと信じる原、そして池元の背中を見て、風間宏希、内藤洋平など、居残り練習への参加志願者が増加中だ。
(北九州担当 島田徹)
2014/04/23 23:29