1―0で勝ってJ2昇格後のクラブ記録となるホーム3連勝を飾り、J2残留に大きく前進した大分戦。31分に尾崎のセンタリングをヘッドで合わせて決勝ゴールを決めたのは、鶴見聡貴だったが、ちょっとした“疑惑”があった。鶴見の前にいた相手選手が、体を投げ出してのヘディングでクリアしようとしていたため、見る角度によっては、その選手のオウンゴールのように見えていたからだ。場内アナウンスもすぐには確認できず、鶴見が決めたことが放送されたのも、いつもより遅いタイミングだった。
試合後、選手たちも口々に「本当に自分で決めたの?」と、笑顔でからかっていた。もちろん実際にヘディングで決めたゴール、ではあったのだが…。次の日、地元の新聞には、しっかりと目を“閉じて”ヘディングする、鶴見のゴールシーンの写真が。「ボールを見ていなかったの?」と、今度は別のネタでからかわれていた。
(鳥取担当 石倉利英)
2012/10/24 13:25