フィジカルテストを終え、ミラネッロを後にする本田圭佑
本田圭佑が、いよいよミラネッロで本格的に始動した。
現地時間7日、日本代表MF本田圭佑がイタリア・ミラノ市郊外にあるACミランの練習場“ミラネッロ”で、チーム合流に向けたフィジカルテストを行った。すでに4日にミラノ入りし、現地でも過熱報道の渦中にいる本田は、6日にはミランのホームスタジアムであるジュゼッペ・メアッツァ(通称サンシーロ)でガッリアーニ副会長らとともにリーグ戦を観戦。そしてこの日は翌8日の加入記者会見と練習初合流を前に、コンディション状態をチェックした。
本田はミラネッロにはすでに5日に一度姿を現しており、そこでアッレグリ監督をはじめカカやロビーニョらミランの選手たちとあいさつを交わしていた。その後、ランニングなど軽めのトレーニングも行っていたが、本格的に同地で体を動かしたのは、このテストが初めて。
まず午前9時に到着してすぐに敷地内に姿を消すと、初めに『ミラン・ラボ』と呼ばれる先端科学を駆使したトレーニングセンターでテストを行った。その後は屋外でもさまざまなメニューをこなした模様で、当初は午前・室内、午後・屋外と分けて行われる予定となっていたようだが、結局すべてのテストは午前中のみで終了。その後はミラネッロ内で昼食を採り、午後1時過ぎにクラブのスポンサーであるドイツの自動車メーカー・アウディ車のステーションワゴンでミラネッロを去った。
この日は青のシャツにベージュのジャケット姿の本田。フィジカルテストも問題なくクリアしたと思われ、終始穏やかで落ち着いた表情を見せていた。そしてテスト終了後には、クラブハウス内で初めてミランの赤黒のユニフォームに袖を通し、公式ページ用の撮影を行っていたことも分かった。
いよいよ8日、本田はホーム・サンシーロで公式会見に臨む。そこで、待ちに待った“ミラン本田”が正式に誕生する。「クラブに何かを与えられる自信がある」。ミラノ入りして早々にそう言い放った、ロッソネロの新背番号10。早ければ週末のリーグ・サッスオーロ戦で、その勇姿がお披露目される。(写真・文:西川結城)
(BLOGOLA編集部)
2014/01/08 01:27