天皇杯準々決勝・川崎F戦では後半から出場し、延長後半に勝利を決定づける2点目を挙げた水沼宏太。
「タイトルのことは言葉にしなくても今、チームの中が自然とそういう空気感になっているし、それは今までに感じたことがないような雰囲気。試合をするのが楽しみでしょうがない」と今の充実ぶりを嬉しそうに語っている。
水沼自身にはある刺激があるようだ。それは前回大会の天皇杯決勝で柏の渡部博文が決勝点を挙げたシーンだ。
「初詣のときにそのシーンを見て一緒にプレーした奴がタイトルを獲るゴールを決めるのを見てうらやましかったし、自分もやらないといけないと思った」と栃木時代のチームメートの活躍が脳裏に焼き付いているようだ。
川崎F戦で得点を挙げた後には渡部から連絡があったといい、「『去年の逆パターンになればいいね』っていう話はしました。おいしいところ、持っていきたいです」と笑顔で話した。元日国立へ、まずは古巣との対決に挑む。
(鳥栖担当 杉山文宣)
2013/12/26 21:47