残留争いにおいて崖っぷちに立たされている湘南だが、その中でも緊張感漂う状況に多く立たされた経験のある男がいる。それがDFの島村毅だ。
ルーキーイヤーの2008年こそ出場数は「0」だったが、その翌年には甲府との熾烈な昇格争いを展開し、J1昇格を決め、2010年は初のJ1で降格を経験。そして期限付きで徳島に移籍した2011年はあと一歩のところでJ1昇格を逃し、湘南に帰ってきて迎えた2012シーズンでは再び昇格を達成した。
「本当に毎年いろいろなことがある」と本人も苦笑い。今のチームは厳しい状況にいるが島村は「チームに悲壮感は漂っていないし、残留はあきらめていない」と、まったく悲観する様子はない。
今節の相手はFC東京。前回対戦時では大学の後輩である渡邉千真に自身が振り切られて失点を許している。「あの失点は完全に自分のせい。今回は絶対にやらせないし、むしろ次は僕がゴールを決めます」と高らかに宣言した。
湘南の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(湘南担当 竹中玲央奈)
2013/11/21 16:48