「簡単なミスが多過ぎた」。試合後の会見でオズワルド・アルディレス監督がそう振り返ったように、大分戦は致命的なミスが自らの首を絞めた試合でもありました。GKを含めた守備陣は、何を感じながら試合を戦っていたのか――。今回のマッチレポートでは現実を直視する意味でも、あえて守備陣にスポットを当て、田代真一選手と修行智仁選手の証言をもとに構成しています。
なお、大分戦のポジティブな材料と言えば、幸野志有人選手の移籍後初ゴール。大分戦でのプレビューでは週初めに居残りでのシュート練習に取り組んでいたことを紹介しましたが、その成果が実った格好です。しかし、ミックスゾーンで幸野選手が語っていたように、今回のゴールはようやく“スタートライン”に立ったばかり。「点は取ったけど、相手にとって怖い選手になれなかった。一戦一戦勝利を意識して、練習でも勝つことを意識してやりたい」。町田を残留させるために、幸野選手は今後の巻き返しを誓っていました。
(町田担当 郡司聡)
2012/10/03 14:23