前節・松本戦を欠場した時久省吾。直前の練習中に至近距離からのシュートが顔面にぶつかり、右目を負傷したためだった。
症状は重かった。目の奥が出血、血が溜まって視力は「ゼロ。何も見えなかった」。激痛から病院に行くと、そのまま入院。手術の可能性もあったそうだ。その後は吐き気と頭痛にも苛まれる状態だったという。
しかし今週から帰還。視力も1.5に戻り「とんだ災難」と笑っていたが、それも無事だったからにほかならない。「目は怖いよ。ホントよかった」とはにかんだ。現在は安静のため別メニュー。すぐの復帰は難しく悔しさも残るが、「ギーさん(高木貴弘)がいるので大丈夫。できることなら何でもしますよ」と時久。
その言葉どおり、松本戦でビッグセーブを連発した高木は、負けたことで尋常ではない悔しさを滲ませる。「(失点)ゼロを追求していかないと」と、今節・長崎戦での無失点勝利を力強く誓った。
岐阜の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(岐阜担当 村本裕太)
2013/10/17 16:05