「負けたこともそうだが、個人的に自分のところでやられたので、すごく悔しかったです。一つのミスが失点につながることを、あらためて反省している」。前節のダービーで、先取点となったPKを与えてしまった多田高行。そのシーン以外は、申し分ない働きをしていただけにショックは大きかったようだ。
「普段なら、(武田)博行さんや前田(和哉)さんが後ろにいるのも分かっていたけど、反射的に足が出てしまった。もう一つ上の状況判断をするべきだった」と反省しきりだったが、多田の視線は次の戦いに向かっている。
「次の試合(天皇杯・長野パルセイロ戦)は、また0分から始まる。福岡戦でできていた部分は引き継ぎながらも、勝負強さを全面に出して、しっかり結果を残したい。個人的にも、ダービーでの反省プラス、チームに貢献することが大事になってくるので、その姿をこれからもサポーターに見てもらいたい」。
そう言うと、多田はスッキリした表情を浮かべていた。
北九州の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(北九州担当 坂本真)
2013/10/09 17:25