復帰後、左SBのポジションを勝ち取り、チームの躍進に貢献している多田高行。サイド攻撃を仕掛けてくる相手にも、体を張った守備でクロスを上げさせない場面が目立つ。
「サイドは上げられたら負け。上げられたら1対1に負けているということ。相手に上げさせない、上げられない距離を意識しながら守備をしている」と、何とも頼もしい答えが返ってきた。
今節は福岡とのダービーマッチ。「ダービーはメンタルが強いほうが勝つ。90分間継続して戦う姿勢で、厳しく行かないと勝ちに持ってはいけない。守備の人は体を張ってゼロに抑え、攻撃の人は点を取るという自分の仕事を果たさないといけない。そうやって戦っている姿を90分見せれば、サポーターは必ず後押ししてくれるはず。頑張っている姿を見せて、勝って全員で喜び合いたい」。
派手でなくてもいい。勝つことの重要性を最後まで多田は熱く語ってくれた。
北九州の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(北九州担当 坂本真)
2013/10/03 18:00