本紙の1面ともなった、前節・浦和戦後の森重真人とチャン・ヒョンスによる抱擁。満面の笑顔で得点を挙げた二人が抱き合ったシーンについて、森重本人を直撃した。
「ヒョンスが点を取ったのもうれしかったし、それで勝てたのもまたうれしかった」。
白熱した試合の終了直後、彼のなかに浮かんだ感情が後輩との熱い抱擁につながったのだという。それに森重は「実は…」と、裏話も教えてくれた。
「後半は、『残り45分どうなるんだろう』って思いながらやっていたんです」。
今季何度もあった、2点差を追い付かれる悪夢が頭をよぎった。「また落ち込むのか…」。ただすぐに「絶対に勝者でいられるように」と気持ちを切り替えた。そして得られた結果が、リーグ戦9年ぶりの浦和撃破だった。
「2失点したけれど、ああやって勝てればいろんなことが見えてくる。今週も気持ちよく練習できる。勝つことが重要だった」
17日のオフ明けトレーニング。気持ち良さそうに汗を流す主将の姿があった。
(FC東京担当 田中直希)
2013/09/17 17:34