クリスティアーノの1ゴール1アシストで12試合ぶりの勝利を手にした前節・岡山戦だが、中盤で優位に立ち、運動量が自慢の岡山を走らせて疲弊させたことも勝因の一つだった。そしてその立役者は、今季初めてダブルボランチを組んだ高木和正(写真上)と本橋卓巳(写真下)だ。
本橋は「岡山はわりとバラバラでプレスに来ていたので、一つ外せばある程度は落ち着いてボールを動かすことができた」とこともなげに語るが、それも高い技術と経験を兼ね備えた高木と本橋が「ボールを回すときは一人が顔を出すことを心がけてプレーした」(高木)からこそ。
チームの“心臓”とも言えるボランチが躍動して勝利を手繰り寄せた栃木。プレーオフ圏内浮上に向け、戦闘態勢は整ったと言える。
「もうそんなに残りの試合数もないし、僕たちの状況的に、落とせない試合ばかり。目の前の試合で全力で勝ち点3を取るだけ」(本橋)。
栃木の反撃は、ここから始まる。
栃木の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(栃木担当 片村光博)
2013/08/28 16:26