J1第24節・仙台-川崎Fでは、巧みな足元でのボール回しが印象的な川崎Fに対して仙台がどう対抗するのか、というところに注目しようとして試合日を迎えたところ、仙台もまた足元でのボール回しで対抗しました。仙台には失点時の対応など課題もありましたが、90分を通して見れば、連動性で勝っての逆転勝ちです。勝負を決めたゴールシーン自体は得意のセットプレーからの2発によるものですが、そのセットプレーをもぎ取るまでにやはり仙台が今季特に向上させている集団でのボール保持能力が重要と考え、マッチレポートやコラムではその点を記そうと思いました。今回両チーム分を担当した採点・寸評についても、“チームとしての”ボール回しができているかどうか、そこに貢献できているかどうかを重視して執筆しています。このあたりの受け取り方は人によって割と分かれるかとは思いますので、議論の種にでもしていただければ幸いです。
(仙台担当 板垣晴朗)
2012/09/04 14:40