開幕以来、左SBとして神戸の躍進を支えた大屋翼だが、最近は公式戦出場から遠ざかっている。練習試合では人数不足からCBを務めることも多かったが、北本久仁衛が実戦に復帰し、本来のポジションであるボランチに入ってプレーする機会が増えた。ボランチが果たすべき役割、その感覚を取り戻すことに務めている状況だ。
そんな大屋は13日、27回目の誕生日を迎えた。「うれしはずかし27歳(笑)」と、独特の言い回しに照れを隠す。チームは第28節・岐阜戦で痛恨の敗戦を喫し、首位・G大阪に勝ち点差「5」をつけられた。「チームは状況的に良いとは言えないと思う。そんな中でチャンスといえばチャンスだし、サブ組が底上げできたらチーム力は上がる」と、大屋は意気込んだ。
チームNO.1のムードメーカーであり、ユーティリティー性が持ち味の大屋は、総力戦の象徴的な存在として、神戸の昇格ロードを下支えする。
神戸の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(神戸担当 小野慶太)
2013/08/15 09:01